こんにちは、みとせいかつ の ふくミン(@mitoseikatsu)です。
※先日、第二子を授かる事ができたのですが、残念な事に妊娠を継続する事ができなくなってしまい、流産手術を受ける事になりました。
自分の記録用と同じ経験をされた方や不安に思っている方への参考になればと思い、記事を書きました。
稽留流産までの経緯
第二子の妊娠が分かった時、長男は1歳8ヶ月。ちょうど小規模保育園の入園許可が取れて、来月から通い始める事になっていました。
その為、保育園の送迎を車ですべく、私も7〜8年間のペーパードライバーを卒業する必要があり、毎週運転の練習をおっかなびっくりやっていた時期でした。
ちなみに私は、初めて妊娠した時、妊娠が分かった時点で出血していて、そのまま完全流産の経験をしました。
そして、長男を妊娠した時も、切迫流産・切迫早産と常に「安静」が必要な日常を送っていました。
なので、今回の第二子妊娠が分かった時も、
初期から出血して、絶対安静の日々になってしまうのかな。
と、不安に思う事もありましたが、奇跡的に出血もなく、安定していたので、妊娠6週ぐらいで産婦人科を受診しました。
順調に行っていれば、心拍が聞こえる時期でしたので、期待もしていました。
妊娠6週で心拍確認できず、胎嚢のサイズも小さい目
自分で計算すると妊娠6週ぐらいでは、あったのですが、いざ診察して頂き、モニターを見ていると…
明らかに長男の時より、胎嚢のサイズが小さい。
先生が測ってくたサイズだと、妊娠4週5日相当の大きさで、1週程のズレが…。
もちろん、心拍も確認できませんでした。ただ、卵黄嚢が確認できた事は、少し安心でした。
先生からは、特に何も言われる事なく、
妊娠は、確定ですね。次は、1週間後に来てください。
いろいろ良くない事を考えつつも、はじめはサイズが小さいだけで、きっと週数通りのサイズに追いつくはず!
もしかしたら、排卵が遅れていたのかも??と、自分を無理やり納得させようとはしたものの…不安は消えませんでした。
妊娠7週で心拍確認!相変わらず、サイズが小さいのが不安
その後も出血や腹痛等もなく、一週間が過ぎ、産婦人科を受診しました。
今日こそは、心拍が確認できて、サイズも週数通りに成長していますように!
診察台に上がり、モニターを確認。
あ、ちゃんとドクドクしている!心拍確認できた!
長男を妊娠した時にも同じ光景を見ていたので、すぐに心拍が分かり、ホッとしました。とりあえず、心拍が確認できれば一安心。
先生から、
心拍も確認できたので、次の受診までに母子手帳をもらって来てくださいね。一応、計算通りの週数で予定日を書きますが、
サイズが4、5日程小さいので、今後、予定日が変更になるかもしれません。
次は、二週間後に来てください。
と、説明を受け、
あぁ、やっぱり、サイズは小さいのか。でも、心拍が確認できれば、流産の確率も一気に下がるし、母子手帳の許可も出たし、安心していいんだよね。
この日は、心拍が確認できたことを喜び、今後も出血等が無いことを願いました。
妊娠8週、突然の腹痛と茶オリ
夜中、はじめてお腹の激痛で目が覚めました。その後も何度か、ズキズキするような腹痛に襲われ、いやな予感を感じました。
腹痛も治り、トイレへいくと…
え…茶オリ?
今まで、何もなかった分、ショックが大きかったです。しかも腹痛を伴う茶オリでしたので、最悪の想像ばかりしてしまいました。
ただ鮮血でないだけ、マシでした。
茶オリは、その後二日ほど、少量ではありましたが続いたので、不安になり、産婦人科を受診しました。
診察台へ上がり、モニターを確認後、先生より、
心拍も確認できてるし、赤ちゃんは元気ですよ。ただ、絨毛膜下血腫があって、そこから出血していますね。
流産に気を付ける必要があります。次は、母子手帳を持って1回目の妊婦検診をしましょう。一週間後に来てね。
出血の原因も分かり、何より「赤ちゃんは元気」と言う言葉を掛けてもらえるだけで、こんなにも元気になれるんだと改めて実感。(長男妊娠時も同じような事を繰り返していたので)
ただ、ここではじめて先生の口から「流産」と言う言葉が出てきて、不安にもなりましが、安静に過ごせば大丈夫だと思っていました。
母子手帳発行後、妊娠9週での1回目妊婦検診にて、心拍確認できず、「稽留流産」宣告
母子手帳発行後のはじめての検診、数日前にまた茶オリが出ていたのですが、少量でしたので、次の検診まで安静に過ごしていました。
妊娠9週3日、診察前に、体重を測ったり、問診票書いたり、採血したり、1回目の妊婦検診は、やる事が多いんですよね。
でも、その工程が「あぁ、ちゃんとお腹の中で赤ちゃんが生きてるんだ。これから妊婦生活が始めるのかぁ」と実感を更に与えてくれます。
そして、赤ちゃんの状態を確認する為、診察台へ上がり、いつものようにモニターを確認します。
(…おかしい、何も動いていない…)
先生も念入りに、いろいろ角度を変えながら、心拍を探してくれている。それでも、何も動いていない…。
心拍確認できないね…。赤ちゃんは、成長しているんだけど。
心のどこかで、ずっと最悪の事態を想像していた。
それでも心拍は確認できていたし、長男の時もいろいろあったけど、いつも元気で居てくれて、無事出産する事ができた。だから、信じていた。
診察台を降り、先生より、
- 残念だけど、赤ちゃんは亡くなっていて流産している事
- 原因は不明の事
- 早めに流産手術が必要な事
- 一度普通に出産しているので、日帰り手術になる事
悲しむ暇もなく、流産手術の話は進んでいく。それでも我慢していた涙は自然と出てしまう。
診察室を出て、検査室に入り、詳しい手術当日の持ち物だったり、付き添いの話だったり、書類の話だったり…を済ませ、お会計を待つ。
待合室には、私と一緒で1回目の妊婦検診の為に来た人や、定期的な妊婦検診の為、
きっと大半の人は、このまま順調に妊婦生活を送って、来年には赤ちゃんを出産できるんだろうな。
産婦人科は、幸せに満ち溢れた空間だけじゃない…その中には、とても悲しい思いをしている人がいる。とてもとても…。
「どうしてまた、私なの…。」と、言う気持ちもありますが、
「ちゃんと心拍も確認できたのに、元気に産んであげる事ができなくてごめんね。」と言う気持ちの方が大きかったです。
流産は全体の約15%を占め、妊娠初期での流産が約80%です。
7〜8人に1人が悲しい思いをします。今まで、3回妊娠して、2回初期流産を経験した私ですが、元気な赤ちゃんを産めるって本当に奇跡なんですよね。
長男が元気に産まれて来てくれて、今も元気に成長している現在が、どんなに奇跡的で幸せな事なのか、改めに実感しています。
第二子妊娠時、長男の時との違い
最後に長男を妊娠した時と第二子との違いをまとめたいと思います。子によって、全然違うものだとは思うのですが、何かの参考になればと思います。
長男の場合(切迫流産・切迫早産でしたが、無事出産)
- 初期から茶オリが続き、切迫流産
- サイズは、週数通りもしくは少し大きめ
- 妊娠6週で心拍確認
- 妊娠6週あたりから、食べづわり(朝は基本吐く)と睡魔
第二子の場合(妊娠9週3日で稽留流産)
- 妊娠8週で腹痛を伴う茶オリ
- サイズは、週数よりも小さい
- 妊娠7週で心拍確認
- つわりはほとんどなく、少し気持ち悪くなる程度
稽留流産は、一般的に腹痛や出血等がなく、母体自体が異変に気づく事なく、検診で発覚する事が多いようです。
私の場合も、第二子妊娠では、長男の時違い、絶対安静が必要な状況になる事は、なかったのですが、
結果的に9週の壁を越えることができず、稽留流産となってしまいました。
心拍が確認できれば、一安心ではあるのも事実ですが、それは最初の壁を越えたに過ぎず、また次の壁が待っているのです。
一度、心拍が確認できても、その後、心拍が確認できず、稽留流産になってしまう事は、決して珍しい事ではないそうです。
今回、稽留流産となり、私の母に言われた言葉は、
とてもとても悲しい事だけど、
赤ちゃんの寿命だったんだよ。
短い間ではあるけど、親子だった事に変わりはないよ。
思わず、涙が溢れてきました。私の元に来てくれた時から決まっていた「赤ちゃんの寿命」。
それでも私と赤ちゃんは、繋がっていて確かに「親子」だった。短い間でもママになれた事に感謝をしつつ、前を向く事ができました。
私には、まだ1歳の長男もいる、ずっとクヨクヨもしていられない。悲しみと向き合いつつ、受け入れ、数日後の流産手術にのぞみます。
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